こんにちは、言の葉院の山崎理恵です。
台風が近づいているそうで、夕方いきなり、スマホの警報が鳴ったのにはびっくりしました。
といって、現実には東京は小雨でだいじょうぶです。
あなたのところは、だいじょうぶですか？
今日も自分をほめて、ごきげんにいきましょう。
さて、好きな仕事と勉強、スキル磨きにほとんどの時間を費やしています。
残ったプライベートの時間は、フールで海外ドラマか映画を観ています。
あるいは、イヤリングを作ったり、先日はショールを作ろうと思って生地を買ってきました。
できれば、洋服も全部自分で作りたいんですよね。
技能がおいつかないんですが。
髪は、自分でカットしてますよ。
そんな毎日なので、仕事と娘以外は、ほとんど誰とも会わないです。
心地いいんですよね、これが。
１２０パーセントの純度で、好きなことをやってます。
だからかなり進化のスピードが速いですね。
人って、好きなことをやればやるほど、進化するんですよね。
で、昨日観た映画は、
『画家モリゾ マネの描いた美女 名画に隠された秘密』
２０１２年にフランスで制作、日本公開は２０１５年です。
音声どうぞ↓
「２１世紀日本の女性として自由に生きよう～画家モリゾ、マネとの映画を観て」
http://mi-rie.com/onsei/women2.mp3
これを観ながら思ったこと。
ってことで、
今日の山崎理恵の言葉の羅針盤。
結婚はしてもしなくてもいい。
子どもはいてもいなくてもいい。
いい離婚はお勧め。
21世紀の日本に生きていることを最大限に生かそう。
２１世紀日本に女性として生きているということ～画家モリゾ、マネとの映画を観て
１９世紀のフランス、女性が画家として自立することが考えられなかった時代です。
女性は結婚し子どもを産み育てる。
それが普通でした。
裕福な家庭に生まれたベルト・モリゾは、姉のエドマと一緒に絵を描いていました。
趣味の習いごととして親が与えたものでしたが、２人はのめり込みます。
結婚しないで、ずっと２人で絵を描いていたいと願うのです。
けれど、１９世紀、裕福な家庭に生まれ、絵の才能があってもなお、そんなことは許されない時代でした。
ベルト・モリゾは当時から有名だったマネの絵のモデルになったり、マネに絵を教えてもらったり、マネと交流します。
２人の間には恋愛感情もあったようですが、マネは結婚していました。
芸術は、どんな天才もなかなか認められずに苦悩する世界です。
そんななか、女性１９世紀の封建的な社会で、１人の女性が絵を描き続けていくことが、いかに大変なことか。
姉のエドマは３０歳を前にして、結婚を選びます（写真左の傘をさす女性）。
母は容赦なくベルトに言います。
「いつまでも夢は追えない。過ぎ去る時間はあなたに味方しない」
それでもベルト・モリゾは絵を描き続け、印象派に加わり、その発展に深く関わっていきます。
１９世紀のフランスで、上流階級の女性が働くことも、女性が画家になることもありえないなか、画家として生きたのです。
そんなベルト・モリゾも、３３歳になるとついに、
「３３歳で独身は限界よ（こんな感じの台詞）」
と、マネの弟と結婚します。
けれど、ベルトは自分をしっかりと貫き通します。
結婚の条件は、絵を描いていくこと。
１９世紀のフランスでは、３３歳といったら、若い女性として見られない年齢でしょう。
それを、遺産をもらって裕福に暮らすマネの弟からの求婚を、条件つきで受けるのです。
結果、マネの弟はベルトのマネージャーのように、ベルトの画家生活を支えます。
これ、すごいですよね。
１９世紀の封建社会で、いくら裕福な家庭に生まれたととはいえ、当時の常識を覆して、自分らしさを貫いています。
ベルト・モリゾの絵です。
姉や夫、娘を描き、幸せな人生がそこにあります。
何が言いたいかっていうと、１９世紀でも、こうやって自分らしさを貫き通した女性がいるっていうことです。
今、何世紀ですか？ ２１世紀ですよ。しかも、日本です
かなり自由ですよ。
なのに、「結婚しなくちゃ」だの、「子どもを産まなくちゃ、一人前の女性とはいえない」だの、ナンセンスです。
ベルト・モリゾは、当時の封建社会のなかで、女性として自由に生きた人です。
しなければならなかった結婚も、自分を活かすためにうまく使っています。
２１世紀の日本、いくらでもうまくやれますよ。
やりたい仕事をしたらいいし、結婚もしたければすればいいです。
子どもも産みたかったら産めばいいです。
でも結婚しなくてもいいし、子どもを産まなくてもいいんです。
離婚はいい離婚なら、どんどんしたほうがいいですよ。
ちなみに、悪い離婚というのは、自分の問題を解決していない場合です。
自分の問題を解決していない場合は、同じことを何度も繰り返すだけです。
私は自分を活かしたかったし、結婚もしたかったし、子どもも欲しかったです。
だから、育児を文字どおり半分以上やってくれる人と結婚しました。
おかげで育児をしながら、自分の本質を殺すことなく、進化させ続けることができました。
２５年後に、合わなくなって離婚したのは、自然だと思っています。
２５年もすれば、互いに進化の速度、方向性が違ってきますから。
それなのに無理して一緒にいるほうが、お互い良くありません。
人にはミラーニューロンという自然にまねしてしまう脳神経があるから、一緒にいる人は厳選すべきなんですね。
だから私は、プライベートに一緒にいる人は、ほんとに厳選しています。
基本、自分一人で充実しちゃうんで、誰も必要としないんですがね。
その代わり、しっかりした古典は読みまくりますね。
さあ、あなたはどう生きますか？
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