こんにちには、山﨑理恵、通称みりえです。
コンサルコースや密着個別JUKUでは、離婚のご相談も多いのですが、
離婚の前の問題、ということも多いです。
どういうことかといいますと、夫の問題ではなく、まずご自分の問題が、
お話していくうちに、浮きぼりになってくることが多いのです。
こちらに来るクライアントさんの場合、およそ3分の1は、幸せな人生のために
離婚したほうがいいケース、
残り3分の2は、離婚する前に、ご自分の問題を考えたほうがいいケースと
なっています。
今日は、ご自分の問題を考えたほうがいいケースについて、お話していきます。
夫とうまくいかないのは、「言えない」から
1,夫に言えずに、自分1人で抱えこんでしまう
自分の問題、といっても、問題を抱えたまま相手をみつけて、結婚しているので、
同じように、夫側も問題を抱えていることは、多いです。
けれど、ご自分の問題に向き合われて改善していくうちに、夫側も変わってくる、
ということがあります。
夫婦は濃いグループですので、互いにバランスをとりあいます。
一方が変わると、相手も影響を受けて変わってくるのです。
これが、鏡の法則、と言われているものですね。
今回は、これについて詳しく書きません。
自分側の問題に焦点をあてていきましょう。
自分側の問題として1番多いのは、いろいろなことを夫に言えずに、
自分1人で抱えてしまう、ということです。
1人で我慢して、ためこんで、限界になり、離婚を考える、
というパターンです。
限界になり、爆発してしまうこともあるのですが、その場合はまだ、
大げんかに発展したとしても、修復に向かうことがあります。
問題なのは、相手に対して爆発せず、自分のなかで限界を向かえてしまう
ことです。
うつ状態になったり、身体の病気になったりすることもあります。
ではなぜ、そんなになるまで、「言えない」のでしょう?
2,子どもの頃から、我慢があたりまえになっている
このような方は、子どもの頃から、我慢があたりまえになっています。
子どもの頃の環境が原因で、いろいろな要因があります。
1,父親が厳しい。
2,母親が厳しい。
3,祖父母が厳しい。
4,1,2,3の誰かが、精神的に壊れていて危うかった。
5,1,2,3の誰かが病気で、父か母が苦労していた。
6,経済的に厳しく、父母が働きづめだった。
7,兄弟が病気。(心、身体)
8,父、母、祖父母の誰かがけんかしている。気を遣っている。
これらのどれか、あるいは、2つ、3つ、組み合わさっています。
子どもの頃、なにかしらの原因で家庭が緊張し、のんびりできなかったわけです。
子どもは本来、わがままなものです。
のんびりした安全な場では、「これが欲しい」「いやだ」「眠い」など、
好き勝手に自分の欲求を表します。
全身で。
そうしながら、受け入れられたり、叱られたりしながら、欲求は自然に、
ほどほどなものになっていきます。
大人になると、言うべきことは言い、受け入れることは
受け入れることが、ほどほどにできるようになります。
ところが、家庭がのんびりした安全な場でなかった場合、
子どもは、そのわがままな欲求を安心して出すことができません。
「あれが欲しい」と言いたくても、言えません。
「いやだ」と言いたくても、言えません。
泣きたくても、みんなの前で大声で泣けません。
1人で、泣いています。
いつも、いつも。
そうして大人になり、欲求はたまります。
たまっているのに、子どもの頃からのくせで、大人になってからも、自分の想いを
出すことができません。
無意識に、わかっているのかもしれません。
1度言い出したら、これまでにふくらんできた過剰な欲求が、どんと出てしまうと。
そんなことをしたら、嫌われると。
確かに、これまでためこんできた過剰な欲求を、どんと出されても、
ふつうの人は、それを受け止めることができません。
そこで、修復できずに、終わってしまうこともあります。
けれど、黙ったままでいても、結局は、我慢が自分のなかで爆発してしまい、
自分から終わりにしてしまいます。
3,「言えない」自分の構造を、まず、頭で理解する
そういう自分の構造を、しっかりとまず、頭で理解することです。
それができずに、自分を正当化してしまっていると、いつまでも、悪いのは相手に
なってしまいます。
自分の緊張を、常に相手に強いるようになります。
自分が我慢しているように、相手も我慢して完璧を演じなければ、ダメ人間だと
相手を見下します。
彼女、彼にとっては、相手は、いつも不完全で、わがままで、弱い、ダメ人間です。
その心のほんとのところは、
相手が悪いのでは、ありませんよ。(相手も問題を抱えていることは、多いですが)
まず、自分の問題の構造を、頭で理解することが、始まりです。
認めるのは、これまでの自分がくずれてしまうようで、つらいでしょう。
つらい状態を支えてきたのは、「自分はりっぱな人間」というプライドだったからです。
けれど、本当に安心した世界を創りたかったら、この構造を認めてしまいましょう。
いいじゃないですか、「りっぱな人間」じゃなくても。
家庭が安全な場でなかったから、のんびりしたあなたでは認められなかったから、
あなたは頑張って、「りっぱな人間」でなければならなかったんですよね?
「すごい人間」でなければならなかったんですよね?
もういいじゃないですか。
そろそろ、本当に幸せになっても。
「りっぱな人間」じゃなくても、「すごい人間」じゃなくても、
太陽は、ちゃんと顔を出しますよ。
そよ風は、あなたのほほを、なでてくれますよ。
4,「甘えたい自分」、「泣きわめきたい自分」を、認めてあげる
自分で、「甘えたい自分」、「泣きわめきたい自分」を、認めてあげましょう。
自分で、自分を否定してしまったら、誰のことも、認められないですよ。
それが、いつも、相手を認められず、不満がつのっている理由です。
みんなの前で、泣きたかった自分を、そのまま受け入れてみてください。
今も「泣けわめきたい」子どものような自分を、認めてあげてください。
「さびしい」と、言ってみましょう。
まず、自分で言ってみましょう。
「悲しい」と、言ってみましょう。
まず、自分で言ってみましょう。
なれてきたら、相手に言ってみましょう。
「さびしい」と言えなかったら、「猫がさびしそう」と言ってみましょう。
「悲しい」と言えなかったら、「猫が悲しそう」と言ってみましょう。
1つ1つ、言えていけば、1つ1つ、「癒えていきます」。
相手に、いっぺんに全部求めてしまうと、大変です。
1つ1つ、癒やしていけばいいんです。
ゆっくりと。
バツからマルを、いっぺんに求めないことが、大切です。
こちら、関連記事。↓
5,まとめ~離婚の前に、1つ1つ、自分を「癒やす」
離婚の前に、まず自分の心を見てみましょう。
こういう構造になっていないか、じっくりと見てみましょう。
こういう構造になっていたら、離婚を考える前に、1つ1つ、ゆっくりと、
自分を癒やしていきましょう。
1つ1つ自分を癒やしていき、
相手に、「さびしい」「悲しい」が、ふつうに、軽く言えるようになった時、
それでも、相手と何も築けないようであれば、
それから、離婚を考えてみればいいのです。
自分の心が問題を抱えたまま離婚すると、その後もまた、同じ問題で、
人間関係でつまずきます。
幸せな人生を歩むためには、1つ1つ、自分にていねいに向き合い、
1つ1つ、ていねいに進んでいくことが、とても大切なのです。
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あなたも、我慢しなさいよ